古代における時間の測定方法

先ほどの記事で、電波時計によって常に正確な時間を知ることができることについてかんがえてきました。
このように正確な時を刻むことができるのはなぜだと思われますか。
皆さんはどのように思われるでしょうか。
何を基準にして、正確ということができるのでしょうか。
昔のことを思い出すとそのヒントがえられるかもしれません。
昔の時計はどのような物だったでしょうか。
木の棒を立てて、その木の棒の陰で時をはかっていたのです。
つまり太陽のかたむきによって時間をきめてこうどうしていたのです。
もちろん、そんな時代ですから何時何分といった呼び方はありませんが、この時になったら何をする、その次のときになったらこれをする、といった形で管理をしていたのでしょう。
また、興味深いことに古代一世紀の時代には、一日は日が暮れてから新しい一日が始まっていたようです。
今は夜中の12時からスタートして24時間がカウント、つまり新しい一日になるわけですが、その頃は日が暮れてからスタートになるのでいきなり暗いスタートになるわけです。
暗いスタートという意味では同じですが、活動している間に新たな一日が始まるというのは何ともおもしろいものです。
さて、こうしたことからもわかる通り、私たちは天体の動きで時を観測していたということができます。
今でこそ、腕時計やかけ時計ですぐに正確な時間がわかるわけですが、その基盤は天体の動きがもとになっているのです。
次の記事でさらに詳しくみてみましょう。